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退職して海外一人旅してみて見つけた世界

30歳を迎えるころ意を決して海外一人旅を決めました。
知らない世界を一人でどこまで対応できるのか、挑戦してみたかったのです。
年齢での環境の変化は大きく、今何かをしなければこのままだとも思いました。

一人になるということがどういうことか体験してみたかったのかもしれません。
自分で決めたからには資金も滞在先の確保も自分自身で行いました。
英語もわからず世間知らずで不安は大きかったものの、この責任感のようなものが私を変えたように思います。
このために退職までしたので自分がしたかったことをせずには帰れないとおもい、色んな国をみること、色んな人と話すこと、挑戦すること、これらが私が海外でやるべきことだと思っていました。

その意志ゆえに、自然と多国籍な友人をつくり、また英語も喋れないのに海外を自由自在に回った旅が大きく成長させてくれたように思います。私は全く新しい世界と自分にあえました。
この旅は私の人生で私だけの最高の思い出です。

小学生2年生の夏の日、私の初恋は突然やってきました。
町内会の小さな夏祭りは、駐車場に数件と屋台とバザーが出て、ビンゴ大会で終わる恒例行事です。
母と姉と妹と、午後5時頃に浴衣を着て会場へ向かいました。

お腹が空いていなかったので、まず、金魚すくいをすることになりました。
鈍臭い私は、すぐに網が破れてしまいました。
残念そうな顔をしていると、「これ、あげる!」金魚の入った袋を差し出す、見覚えのある男の子でした。
同じ町内で当時6年生の彼は、身長が高くて目鼻立ちのハッキリしたイケメン。

やんちゃな明るいイメージで、大人しく、少し年の離れた私とは無縁な人でした。
袋を受け取ると、彼はさっと他の友達とどこかへ行ってしまいました。
しばらくぽかんとしながら、じわじわくる嬉しさを今でも覚えています。
それから、彼は私と一言も話すことなく、卒業していきました。
今思うと単純な自分に驚きます。
ですが、当時の私にとって特別なうれしいことでした。

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