マイホームの外壁にサビがついてしまうと、景観を損ねるだけでなく、家屋の老朽化のサインかも? と気になりますよね。
この記事では「外壁にサビが発生する原因と、外壁のサビの落とし方」について解説します。
サビの発生原因
外壁にサビが発生する主な原因は以下4点。
- もらいサビ
- 経年劣化による、金属部分の劣化
- 雨風による外壁の劣化
- 外壁塗装の手抜き工事による塗膜の劣化
外壁にサビがつく原因に多いのは「もらいサビ」です。もらいサビは、金属製のものを壁の近くに置いたまま放置した結果、起こりやすい現象。例えば、自転車を壁に立てかけたまま何年も置きっぱなしにすると、自転車のサビが外壁にまで侵食します。自転車以外にも、スコップ、脚立、照明器具、防犯カメラ、門扉、窓枠、ネジなどは、金属部分が多いため、外壁にくっつけて置かないようにしましょう。
サビが出ている物体は、新たなサビを呼びます。モルタル性の外壁など、通常ではサビが発生しない素材でも、もらいサビの場合は話が別。もらいサビが進行し、壁の内部まで至ると、建築資材にまで悪影響を及ぼしますので、もらいサビを発見した場合は早急な対処が必要です。
【状況別】外壁のサビの落とし方!
外壁についたサビは、サビの進行具合で落とし方が異なります。
外壁のサビ|そんなに広がってない、進行していない場合
外壁のサビがそこまで広がっていない場合は、サビ専用の洗剤を使いつつ、スポンジやブラシでこすれば落ちます。
スポンジやブラシでこする際は、外壁を傷つけないように、やさしい力でこすり落とします。塗装を傷つけてしまうと、外壁の耐久度が下がるためご注意を。
外壁のサビ|かなり広がっている、進行している場合
「スポンジやブラシでは外壁のサビが落としきれなかった」という場合は、サンドペーパーで研磨し、サビを落とす必要があります。ただし、サンドペーパーはサビだけでなく外壁の塗装もこそぎ落としてしまいますので、よほどの理由がない限り、あまりおすすめはできません。
もっと大がかりなサビ落としになると、ワイヤーブラシやケレンなどの機械・工具を用いてサビを落とす必要があります。外壁の補修工具は値段が高いですし、使用に危険を伴うためプロの専門家に依頼し、施工をお願いするほうが安全です。
外壁塗装のおすすめ業者については、以下の記事も参考にしてください。
外壁のサビ、落とし方まとめ
外壁のサビは、進行具合によって落とし方が変わります。
軽めのサビならスポンジやブラシで落とせますが、大がかりなサビになると、専門の外壁工事業者へ依頼し、メンテナンスをしてもらう必要があります。
サビを放置すると外壁の寿命が縮まり、建物深部の腐食、劣化につながります。
いちばん良いのは、サビを最初から発生させないように、金属部分にはサビ止めをあらかじめ用いたり、もらいサビを防ぐためにサビが出る可能性がある対象物を外壁にくっつけて置かない、などの工夫です。
マイホームを長持ちさせるために、普段からサビ対策を実施しつつ、サビができてしまった場合はなるべく早急に対処しましょう。